IFEフォーラム、レーザー総合技術研究所合同見学会を開催

IFEフォーラム、レーザー総合技術研究所合同見学会に参加いただきありがとうございました。

 


 IFEフォーラム、レーザー総合技術研究所合同見学会が6月24日(火)から6月25日(水)の日程で開催され、24日は32名、25日は25名の参加者があった。24日はJ-PARC施設および、核燃料サイクル工学研究所施設、25日は石炭ガス化複合発電IGCC施設の見学を行った。

 


<J-PARC施設見学>

 


 J-PARCは大型シンクロトロン加速器を用いた先端科学研究施設である。見学した物質・生命科学実験施設はリニアック、3GeVおよび50GeVの2台のシンクロトロンによって加速された陽子を水銀原子に衝突させ、その核破砕により中性子を発生させるメカニズムを採用している。 中性子による測定(ラジオグラフィー等)は、X線同様非破壊で内部像を見ることに特徴があるが、特に水素の観測(X線では見えない)に有効で、X線とは異なる像の撮影が可能である。創薬、タンパク質の動きの解明、農業への応用などの生命科学や、燃料電池、高密度磁気メモリ等の物質科学研究に利用が期待されている。

 


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 物質・生命科学実験施設の建設中ビームライン

 


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 物質・生命科学実験施設での説明風景

 


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 集合写真(J-PARC物質・生命科学実験施設前)

 


<JRR-3>

 


 JRR-3は国産第1号の原子炉で中性子の定常炉としては現在国内唯一(京都大学のKURが平成18年2月に高濃縮ウラン燃料での運転を終了し、低濃縮ウラン燃料に切り替える諸手続きを行っているためと思われる。)とのことである。

 


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 JRR-3ビームホールにて

 


 こちらの施設もJ-PARCと同様に中性子を用いた測定を行う施設であるが、主に、熱中性子を使った計測が主体である。室温程度の熱中性子の持つ波長は結晶等の原子間距離とほぼ同等で物質構造の解析に利用可能である。又、低エネルギーの粒子であるため、全反射が有効につかえ粒子の伝送がやりやすいことも特徴の一つであると説明があった。この様な中性子は物質中の浸透力が高く、X線に比べ、物質内部に生じる残留応力などの計測に向いている。

 


<核燃料サイクル工学研究所施設>

 


 核燃料サイクル工学研究所施設では、使用済みのウラン燃料から、ウラン及び核反応で生じたプルトニウムを分離再利用するための処理を行っている。再処理の行程は燃料の貯蔵、せん断、溶解、分離、精製、脱硝転換、製品貯蔵の順に行われる。

 


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 核燃料サイクル工学研究所パンフレットよりプールの写真

 


<小名浜オーシャンホテル:宿泊施設>

 


 ホテルは25日見学予定の石炭ガス化複合発電IGCC施設に近い海岸に位置しており、オーシャンビューがすばらしく、ゴルフ場が隣接しているいわばリゾートホテルである。ホテルでは夕食を兼ねて、懇親会が催され、参加者の間で見学の印象を語り合うなど親睦を深めた。ホテルは温泉も充実しており、海の見える露天風呂ではさざ波の音を聞きながらゆったりとくつろいだ。

 


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 小名浜オーシャンホテルバルコニーからの風景

 


<クリーンコールパワー研究所>

 


 IGCCは排出ガスがクリーンで発電効率の高い次世代の石炭ガス化火力発電システムであり、電力9社、電源開発電力中央研究所の計11法人が共同して推進している国家プロジェクトである。IGCCの利点は排ガスがクリーンであること、燃料に資源量が豊富な石炭を利用できること、石炭の燃焼後発生する灰(スラグ)が従来に比べ半分になること、現在の見通しでは50%の高い発電効率(従来型では40%程度)が期待できること等多くの利点がある。また、排出されるスラグは道路の舗装や側溝用のコンクリート材に利用されている。

 


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 石炭ガス化複合発電IGCC勿来パイロットプラントでの集合写真