公開シンポジウム
「レーザーフュージョンエネルギー -学術から産業へ新たな展開-」
米国NIF(National Ignition Facility)におけるレーザー核融合点火・燃焼の実証を受けて,世界各地で,レーザー核融合研究はこれまでの学術研究から産業界と連携したエネルギー開発へと移行しつつある.米国政府は、「核融合は発電をはるかに超える影響を与える可能性がある」と認識し、経済競争力を強化するため、2022年11月に「Net-Zero Game Changers Initiative」の優先事項の1つとして大規模核融合エネルギーを位置づけた。またドイツでは、国内のレーザー技術レベルの優位性を活かし,官民がレーザー核融合研究に大きな投資を行うことが決定されるなど、世界で新たな動きが生まれつつある.本シンポジウムでは,こうした新たな動向の中で,我が国のエネルギー開発において,ゲームチェンジャーとなるレーザー核融合エネルギーの可能性を議論する.
プログラム
〇主催者開会挨拶
高西一光 (IFEフォーラム座長)
〇来賓挨拶
内閣府/文部科学省/経済産業省
【第1部】基調講演(講演題目は仮題)
座長:田中和夫 (ELI-NP元所長)
「レーザー核融合点火燃焼」 キム・ブディル
(米国ローレンスリバモア国立研究所・所長)
「ゲームチェンジできるレーザー核融合」 中村修二
(カリフォルニア大学・特別教授,Blue Laser Fusion・CEO)
「レーザー核融合研究の拡がり」 兒玉了祐
(大阪大学レーザー科学研究所・所長)
「レーザー核融合エネルギー実現へのステップ」 松尾一輝
(EX-Fusion社 CEO)
「フュージョンエネルギーを取り巻く環境」 武田秀太郎
(九州大学都市研究センター・准教授)